症例　昼頃から段々と首が回らなくなった　40代　女性

当院に来院された時点で右の首から肩にかけて痛みがあり、首を動かしたくない状態である。痛むのは左に捻ると右側に痛みがでるとのことでゆっくり右を向いてもらうと痛みは多少ある程度。触診をすると左に比べて右の方の緊張がかなり強くなっていた。首が回らなくなるには背骨などの関連性もあり触診にてチェックをする。背骨の動き、腕の張り、お尻の緊張など首肩の症状であるが全身に関連する場所があるのでしっかりチェックをおこなう。

施術　：　整体

上記にも記したが触診はその方のカラダの情報を得るのにとても重要になります。この方の場合、いわゆる肩の凝りが非常に強かったのがポイントになると考え、関連部位をチェックした。すると右のふくらはぎ内側が異常に緊張しており、あきらかに左とは違う。そして背中の硬さが強くここも関連が強いと判断し、その部位を緩めることをした。

ふくらはぎの緊張がなかなかとれなく、ふくらはぎを緩める為に臀部からアプローチも加え、緩んできたところを再度直接アプローチをした。そして腰部からも緩め、背中をしっかり緩めると、右の肩のコリが抜けたのでご本人に確認をしてもらうと首の回旋もできるようになり、肩凝り感もなくなっていた。

本人の自覚で9割よくなったとのことだが、凝りの残りが気になったため、3日後に2回目の来院をしていただいた。2回目も同じ施術で緊張がとれた為に終了とした。

多くの首が回らないは寝違いとされることが多いが、今回の首が回らくなったのは日ごろから溜まっていた肩こりが酷くなったものの影響が強かったせいで首が回らなくなったと考えられる。その為、肩の凝りを狙って施術した結果、首が回るようになったのだと思います。

肩こりや腰の張り、臀部の張りなど自覚されない方も多く、ひどくなって初めて気づく方もいらっしゃいます。
肩こりはひどくなると今回のような症状や眩暈、耳鳴りなどにもつながりますので気を付けてください。