以前は親が太っていると子も太ると言われていましたが、現在では環境が一番大事だとされています。
では何故、太った親に太った子供が多いのでしょう。肥満な親が高カロリー食を好み、子供にも高カロリー食を与えがちになります。また肥満な親は運動も少ない傾向にあり、子供と運動する量も少なく子供の環境が親に似てきてしまうので同じような体型になりがちです。遺伝子も関与はあるのですがこのような環境で子供の肥満は作られてしまうことが多いのです。

以前は体調悪くても親に「食べないと元気にならないよ」などと言われ無理に食事をしていた事が私自身ありました。当時はそうなんだなぁと思っていたので食べるようにしていましたが、現在の考え方は違います。
体調悪い時は胃腸機能も弱っていることも多く、無理して食べるとさらに胃腸機能に負荷をかけ、消化吸収にエネルギーを取られてしまい回復が悪くなることもあります。健康であっても食べすぎは胃腸に負荷が加わり疲労回復が上手くいかず、寝ても疲れがとれないなんて事がおこります。
食事はエネルギーの補充に重要ですが程々にしないといけません。
特に夜の食事でお腹いっぱいに食べてしまうとカラダのリカバリーの邪魔になってしまう恐れもあるので注意が必要です。

以前は転んだりしたら「とりあえずマキロン！」の流れでしたね。若い方はマキロンもしらないかもしれませんが塗る消毒液です。傷口にマキロンは染みて痛いんですよね。汚れが入るから消毒は理にかなっているようですが消毒液は余分な細胞まで傷つけてしまいます。その為、治癒が遅れたりする原因にもなりますので現在では流水で洗い流すが一般的です。よっぽど深い傷などはまた別ですが基本、水で洗い流すが原則。そして現在はガーゼはあてなくて大丈夫です。ガーゼを当ててしまうと浸出液という傷を治すのに必要な液をとってしまうので治癒が遅れます。またガーゼが傷口に張り付いてとる時に痛い思いをされた経験をもっている方もいると思います。傷口にできる液体はカラダを治す正常な反応で出てきてますのでしっかり活かして治癒を待ちましょう。

転んだり、ぶつけたり、どこか傷めたりしたら「まずは冷やせ！」。これは昔から言われていました。確かに痛めたばかりの急性期は冷やすこともあるのですがそれは痛みが強かったり、腫れが強い場合に行うことで現在の考え方では痛みが強くなかったり、腫れが軽度の場合は冷やさない方がよいと言われています。これは冷やすことによって血流が低下するので回復が遅くなるとされているからです。現在は「急性期＝冷やす」の考え方はしないで状態に合わせて冷やすのが一般的になっています。

以前はギックリ腰になると治るまで寝て治す日にち薬が一般的でした。勿論ギックリ腰ですから動くのも痛く、「動きなさい」なんて言えないですが、これは状態が酷い場合であり、動けるくらいになったら動ける範囲で動いた方がよい！と言うことです。ギックリ腰でも治療により軽快するものも多くありますので当院で1度治療しある程度動けるまでなったら、普通に日常生活を送ってもらい、できるなら散歩もしてもらいます。このように早期に動いてもらう事で血流があがり、回復が早まるので現在は安静にしすぎは良くないと言われています。
手術後のリハビリも手術翌日に行ったりするのと同じ考えです。
ただ痛みが強いのに無理して悪化しないようにしてください。

「白髪を抜くと白髪が増える」とよく言われたもんで自分もよく父親の白髪を抜いていました。（今思えばよく抜かしてくれたなぁ、自分だったら絶対いやです。）これは科学的根拠もないもので、白髪を抜くのは白髪が増え始めてる時期に多いことから抜いても抜かなくても白髪は増えると思われます。