症例　手術しかないと言われた股関節痛

50代　女性

受診半年前から股関節に痛みを感じ始めたが仕事もしており、特に病院にも行かなかった。月日とともに股関節の痛みが強くなってきており歩行するのもつらくなって整形外科を受診。レントゲンにて股関節の隙間が狭くなっており、手術を勧められた。

手術を避けたいとのことで以前受診したことのある当院を受診した。

当院にご来院された際に明らかに歩行状態が悪く、痛みで脚を引きずるような状態で来られた。
動きをみると60°くらいしか曲がらず、捻りもほぼできない状態である。確かに手術を勧められる状態でした。と生活自体に影響がでてしまい何とかならないかと相談をうけた。
状態的に長期的な治療になることをお伝えし、本人も了承していただけた為、治療を開始した。

施術：鍼灸+少し整体

股関節がかなり固まっているので股関節周りの仙腸関節(骨盤の関節)や腰部・足首なども緩める為、関連するツボの硬さを調べ鍼をしていく。足首にはお灸を施し、股関節の整体を加える。これを毎回施術で行いました。

最初の頃は術後痛みが良くなるケースもあったが仕事をすると痛みがぶり返すことも多かった。しかし生活がだいぶ楽にはなってきており、続けて同様の施術を行った。現在、3年くらい通院されているが、脚は引きずるものの仕事をしても痛くないことが多く、買い物など遠方にも電車で行けるくらいまで回復された。可動域制限がまだあるものの調子はかなり良く、現在もケアと向上の為に通院されております。

考察：手術レベルの障害は確かに難治であることが多いです。ただリスクを伴う手術を回避したい方は多くいらっしゃると思います。私たちとご利用者様がお互い理解しあい努力することで長期的ではありますが今回のような生活レベルの回復までたどり着けたのだと思います。今後はより股関節を動かしやすいように施術していきたいいと思っております。

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