頭痛にお悩みの方へ

緊張性頭痛は頸部や肩にかけて筋肉が緊張し神経を刺激して頭痛がおこると言われています。主に緊張する筋肉は僧帽筋と呼ばれる筋肉で首肩背中に広がる筋肉でこの筋肉が緊張すると後頭部にでる神経が刺激を受けて痛みに繋がるという仕組みです。

この緊張性頭痛は猫背気味での姿勢の保持による首を支える負荷で緊張が増しておこったりしやすいです。首の筋肉が弱い人ほど首を支えるのに力が加わりやすいのでこのタイプの頭痛を起こしやすいようです。

また筋肉は精神的な影響も受けやすくストレスなどで自律神経が興奮すると筋肉は緊張しっぱなしになり硬くなってしまい頭痛を誘発します。

症状は軽い物ものが多くありますが、締め付けられるような痛みを訴える方が多くいらっしゃいます。痛み以外にも眠りが浅くなる、耳鳴りをおこすなど併発症状に絡んでくることが多いので放っておくとよくない症状です。

片頭痛とは頭の片側の痛みでズキズキと痛みます。原因ははっきりわかりませんが脳内の血管が拡張し、三叉神経といわれる脳神経を刺激してしまうことで発症すると言われております。光や音、においに敏感になったり、強い痛みや吐き気などを伴うこともあり救急車を呼びたくなるくらいひどい方もいらっしゃいます。影響を与える因子としてストレス、アルコール、天気、疲労、寝不足、月経などがあります。

20~40代と若い女性に多く、日本の人口の５％～10％が片頭痛もちと言われております。

精神的変化（緊張してて急にホッとするなど）や環境的変化が急激に起こると筋緊張や血管内圧の変化などがおこり片頭痛がおきやすいと言われております。

頭痛のページで大まかな説明を致しました。頭痛は人生で多くの方が経験されるものであり、その割合は90％以上にのぼるとも言われております。そんな頭痛ですが鍼灸や整体は緊張性頭痛、片頭痛、群発性頭痛などにとても有効的であり、多くの頭痛の悩みを解消してくれるでしょう。

気を付けなければいけないのが「レッドフラッグ」です。レッドフラッグとは緊急性のある重厚な疾患が隠れているかもしれない徴候のことです。これを見逃してしまうと重篤な症状になってしまうこともありますので注意が必要です。